ざっくり電験解説ブログ

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電験の教科書が難しいので筆者なりに噛み砕いて理解した電験の知識をざっくりと公開してます。正確さより大筋の理解を優先しています。

同期発電機の始動方式〜サイリスタ始動方式編〜

 

いや、そもそもまずサイリスタってなんじゃ

 

僕もよく知りません。とりあえず知恵袋からもらった知識を貼リマス(人任せ)

 

サイリスターはゲートに電流を流すとアノード、カソード間が瞬間的にオンになる素子。
オンになった後はゲート電流をゼロにしてもオフにならず、アノード、カソード間をゼロまたは逆電圧にすると始めてオフになる。
つまりオンかオフかのどちらかで中間は無い。
交流波形の断続的な制御が得意、電気ドリルの制御、電球の調光、電熱器の制御などに応用されます。
まあ超高速で働くスイッチですね。
実はサイリスターはPNPとNPNの2種類のトランジスターの組み合わせで出来ています。 

 

そういうわけで、交流が制御できる超早いすごいスイッチのことらしいです。

どういうことができるかっていうと、要するに周波数がいじれるわけです。

周波数がいじれると何ができるんだったっけ?そう、回転磁界の速度制御ができる。

わからない人は前回のざっくり解説をもう一度。

 

 

www.zakkuridenken.xyz

 

そんなわけでシンプルに言えば

停止中の同期発電機に励磁を与えておいて、サイリスタで低周波〜定格周波数くらいまで徐々に高めるような交流の電力を与えて、回転子を始動させられるよ!

という感じでおkです。え、めっちゃいいやん・・・

 

しかも、主運転、つまり始動後には系統からサイリスタが切り離されるので、損失がない

さらに動揺もほとんどないので大容量機に適しているのだ。

 

うん、これでいいじゃん。

 

ここからがちょっと難しいのだけど、この方式の回転子には位置検出器というものがついている。回転子が今どの位置に傾いてるかを見る機器で、この位置を検出しながらその位置に対応した周波数を逆変換器のゲート回路によって制御する。

 

この辺は難しいので自分はサイリスタの逆変換っていうのは交流を直流にしたり、周波数をがいじったりできるらしく、きっとそれを使ってるんだろうな、くらいの甘い理解で済ませちゃっている。すごく大事なことらしいけど、原理は難しいのでとりあえず何をしてるのかだけを覚えておく。

そのくらいパワーエレクトロニクスの分野が絡むと一気に機械は難しくなる。

全部構っていたら脳みそがパンクするので、自分みたいななまくらはとりあえずわかんないものは暗記で済ませるしかないのだ。

そうして進んでいくうちに、わかる時が来ると思うんですよね。電験の、特に機械分野は、長く立ち止まると、沼にハマっちゃうのでそういう諦めの良さも大切です。(という言い訳)

 

まとめ

 

サイリスタ始動方式は,停止中の発電電動機にあらかじめ励磁を与えておき,サイリスタ始動装置の順変換器に所内から商用周波数交流電源を供給し,発電電動機の回転子位置検出器からの信号により逆変換器のゲート回路を制御し,回転子の励磁位置に対応した零(0)から定格周波数まで変化する交流を電機子に供給して発電電動機を始動・加速する方式である.